定期セッション「生姜の量感画」
- アトリエオンの中の人
- 2018年3月12日
- 読了時間: 3分

こんにちは。atelier.onです!
すっかりレポートが遅くなっておりましたが、先週金曜日はいつものように
むすびサロンにてセッションを実施してまいりました。
テーマは「生姜の量感画」です。
ここしばらくオイルクレパスでの制作に重点をおいておりますが、
前回は抽象表現だったので、今回は具象表現としました。
主催側としては、生姜ならモチーフも手に入りやすいし、結構気軽にできる感じだし、
やはり量感画は臨床美術の基本ですよね〜。
ただですね、今回私がスーパーに行った時の生姜がどれもこれも丸っこくカットされたものしかなくて。あまり良いモデルじゃなかったなあと少し反省点です。
選ぶなら、もっと枝分かれしたようなあまりカットされていない生姜が手に入るなら是非そちらをお勧めします!モデルさん大事ですよね…。
さて、今回の参加者は2名と、ムードメーカーとしてほとんど参加者のようになっているボランティアの男性で、合計3名様が制作に取り組んで下さいました!
モチーフ的にも時間的に余ってしまうかなあと思ったのですが、
手を止めてしまうようならこちらから話しかけ制作を促すようにして、なんとかやりきりました。
雰囲気としては終始落ち着いた感じでとてもよかったと思います。

皆さんの完成した作品を見ると、本当にそれぞれの個性を感じさせてとても面白いのですが、その中で1つ、生姜の「形」としての表現をしていないものがあります。
実は認知も結構進行していると思われる方なので、サロンが始まった当初は、クレパスを「持つ」それで「描く」ということが、なかなか認識できず、クレパスを1つ持ってもらうだけでもかなりの時間を要していました。
しかし、今回は制作中、こちらが何も言わなくても、自らモチーフの匂いを嗅いでいる姿が見られ、今までのセッションの中で、形を触って、重さを感じて、匂いを嗅いで…と促してきたことの1つをしてくれていました!!
なので、この作品はこの方なりの表現を一生懸命してくださっています。
生姜の形をしていなくても、紛れもなく、彼の生姜なんですよね!!
とても素敵なことだと思います! こういうことが、臨床美術だなあ〜って感じがします。
ただ、今回はそうであっても、次回は調子が悪いかもしれません。
たとえば子供のように、できないことがどんどんできるようになるというわけでは残念ながらありません。
その日その日を、いま、どう過ごすか、が、とても重要なことなんだなあと、
つくづく思いながらこの活動に取り組んでいます。
次回もまた、良い時間になりますように…。
この記事にあるセッションは、NPO法人むすび様で行っております🎨
ご興味ありましたらむすびの方にぜひお問い合わせ下さい!! 参加メンバー募集中🍎↓↓↓
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むすびサロン
毎週金曜日10~15時(祝祭日休) 参加費:4000円/回 (食事代別途)
造形活動、音楽療法を中心とした男性の集まりです。
ちょっと物忘れが気になる方どうぞ。
℡:03-6904-3275 musubiclub@yahoo.co.jp https://musubi-tasukeai.jimdo.com/
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