定期セッション「味覚の抽象表現」
- アトリエオンの中の人
- 2018年2月24日
- 読了時間: 3分
こんにちは。atelier.onです!
先日は定期セッション「味覚の抽象表現」を実施してまいりました。

場所はいつもの、練馬区光が丘にあります「NPO法人むすび」様でやっている
むすびサロン(認知症カフェ)ですよ。
参加者は3名と、以前に1〜2度きていただいた事のあるボランティアさんが
再びセッションに加わってくれました。
ボランティアのI様も参加者の皆様と一緒に作品作りに挑戦します。
え?ボランティアさんも作品作りを?お手伝いじゃなくて??とお思いかもしれません。
こちらのボランティアさま、もしかして一番この方がこの時間を楽しんでいるんじゃないかな?と思ってしまうほど楽しく作品作りに取り組んでいただけるため、
現場のムードメーカー的存在になっているのですね🤩
そんなボランティアさまをみて参加者の皆さまもつられて作品作りに取り組んでくださるので、実はとてもありがたいのです‼️
(ちなみに年齢的には参加者様たち(70歳位)より上だと思います…スマホを持ちとてもお元気でいらっしゃいます😄✨)
そして、今回は「味覚に抽象表現」というものをやってみました❗️
このプログラムのポイントは「味覚」…、
砂糖(甘い)、塩(しょっぱい)、唐辛子(辛い)、酢(酸っぱい)の4つの味を
ご用意して、一つ一つ味見をしてもらいました。
甘いと思う色は何色ですか?
しょっぱいと思う形はどんな形ですか?
などといいながら、味覚からイメージを広げてもらいました。

ですが、なかなかどうしても、甘い→りんご→りんごの形を描く という風にお考えになる方が大半のようでした。もちろん間違ってはいませんが、臨床美術的にはそうではないなと思いました。
そこはあまり、形、モノはあえて無視して、あくまでも「甘い色、形」などと行ったふうに描いていただくように促しましたが、、、なかなか難しそうでしたね(^_^;)
やはり認知症なので、説明してもすぐに忘れてしまうので、なかなかこちらの主旨をくんでいただくことはできにくいのです。
なんとなくうまくいくこともあれば、全然違う絵を描いたりします。
しかし、私はきっかけを提案しているにすぎません。
入り口は一緒でも出口は違っててもいいのです、むしろ違っていいと思います🙂❤️
ただ、臨床美術も、認知症が進行すると、やはり限界があります。
このサロンが始まって4ヶ月が経とうとしていますが、参加者様の中にも少しづつ変化がみられる方も出てきました。
仕方のないことですが、私としてはなるべくならば続けて欲しいし、その場にいて欲しいなと思い、実施しております😃

この記事にあるセッションは、NPO法人むすび様で行っております🎨
ご興味ありましたらむすびの方にぜひお問い合わせ下さい!! 参加メンバー募集中🍎↓↓↓
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むすびサロン
毎週金曜日10~15時(祝祭日休) 参加費:4000円/回 (食事代別途)
造形活動、音楽療法を中心とした男性の集まりです。
ちょっと物忘れが気になる方どうぞ。
℡:03-6904-3275 musubiclub@yahoo.co.jp https://musubi-tasukeai.jimdo.com/
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