定期セッション「逆光の風景画」
- アトリエオンの中の人
- 2018年1月27日
- 読了時間: 2分
毎日寒い日が続いておりますが、
今年、2度目の定期セッションをむすびサロンで実施してきました。
今回のテーマは「逆光の風景画」。

私も好きなプログラムで、自分で、思い描く空模様を水彩で描き、
前面に山のシルエットに切り抜いた黒の画用紙をはり、
さらに、風景写真をその上から貼り風景画を作るのです。
まずは、水彩絵の具で空を描きます。
臨床美術の現場によりますが、臨床美術士の方で絵の具を何色か選び、
あらかじめ水で溶いたものを参加者様にお出しする場合もあるのですが、
今回は、絵の具をチューブのままお出しして見ました。
認知症だからといって、できないと決めつけてしまいたくなかったですし、
オイルクレパスは12色の中から、好きな色を選ぶことはできていたので、
水彩絵の具ではどうだろうと思ったからです。
とはいうものの、健常者にとっては簡単なことも、
絵の具の色を選ぶ、蓋を開けてパレットにだす、水で溶く、紙に塗ると
いくつも工程があること1度にやるのはやはり難しかったようでした。
例えば、絵の具を選び、蓋をあげてパレットに出すことは1度はできても、
次には、絵の具のチューブから直接、絵の具を筆につけて描こうとしたり、
パレットに出した絵の具を水で溶いて使うようにお伝えしても、
水を使わず紙に塗ってしまうことが多かったです。
また、今回は隣の人を見ながら同じように描く、といったことが見られました。
これは今まであまりなかったのですが、、、。
しかし、皆様の作品は、そうは言いつつも、面白いものができました!!
大変申し訳ないのですが、その完成作品の写真データをどこかに無くしてしまったようです!
アップできずに申し訳ありません(・・;)
またサロンとしては、認知症の方々に、
自由に落ち着いて過ごしていただけることを目指しているのかもしれません。
しかし、認知症の方が自由に過ごすというのがとても難しいのも事実です。
どう過ごしていただくかは、現場でも今後の大きな課題であり、
ぜひともそこに臨床美術が入って行きたいという思いで実施しておりますが、
その日を参加者さまが過ごすにあたって臨床美術以外の事も考えなくてはいけないのかなとも思っております。
もちろん、やはり私としては臨床美術の時間を充実したものにするということを第一に考えつつ、臨機応変に対応していくことを目指して行きます。

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